第四十回木村緑平句碑祭・第十一回顕彰会
第四十回木村緑平句碑祭・第十一回顕彰会 平成二十年十月二十二日開催
於 福岡県柳川市・柳城児童公園―柳川婦人会館
二年ぶりに降り立つ柳川駅であり
柳川は白秋一色の駅前詩碑の秋日
まず目にする からたちの花の詩碑
柳川に関わりないラーメン口にする
親切な人に教えられ直通バスに乗り
ドンコ舟がつぎつぎ通る水から水
乗客も舟頭もどっと秋日に笑顔がこぼれ
行き交うドンコ舟が声を掛け合う
今日の宿舎が終点でバス降ろされる
四階の部屋から御花の全景が美しい(国の名勝・立花家別邸)
うなぎせいろ蒸しが楽しみでまず温泉いただく
お風呂の中でも白秋の小さい秋がながれる
お年寄りが存分に顔を浮かべている
展望大浴場から有明海に落ちる夕日
川くだりのドンコ舟から宿に降りている
東京の老婆がいかにも旅慣れしている
白秋をしきりに誉め口づさむ老婆ひとり旅
緑平さんのことは知らない一茶のすゞめ
緑平句碑の在りかを執拗に尋ねる
柳川の街をゆったりのどかにドンコ舟
それとなく迎えてくれるろっぺいさんの雀(木村緑平邸・現在無住らしい)
ろっぺいさんちの雀は留守番している
雀に生れているなんの屈託なし
たのもうと玄関に立っても落ち葉する
誰も居ない家は寂しいすゞめたちで
四方八方蜘蛛の巣が秋日に光っている
山頭火を偲ぶ句碑がぽつんとある(柿の葉の落つるのも山頭火の命日らしか・緑平)
緑平終焉の地とある石碑がどんとある
緑平の略歴板版にして紹介している
木村緑平顕彰会事務局の文字鮮明
二年ぶりにお会いする人々誰れ彼れ
今年も咲いている石路の花愛でる(句碑表面・雀生れている花の下をはく・緑平)
一斉にドンコ舟から緑平句碑が見える(句碑裏面・草の花 月がほんによか・緑平)
次つぎ献酒捧げる人々の純な秋日
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